
お客様に「第二の我が家」をご提供したいという思いで、元気な挨拶、明るい笑顔、心のこもったおもてなしに努めています。お客様からいただいた「サンキューレター」の一部をご紹介します。

NPO法人 環境文明21 共同代表
(株)環境文明研究所 代表取締役・所長
加藤 三郎
7、8年前、北欧で環境調査をした折、私は「エコホテル」と呼ばれるホテルを訪ね、そこの経営者たちから話を聞いたことがあった。スウェーデンのストックホルム郊外とコペンハーゲンの2カ所である。エコホテルというのは当時まだ、ヨーロッパでも珍しい時代で、省エネ、お客さんへの自転車提供、有機野菜の食卓、さらには庭に野草を生やし、自然と近いガーデニングを作るとか、そういう要素が多かった。私が感心したもう一つは、エコホテル活動をすることによって、それ以前と比べ客が増えたということで、ホテルビジネスの成功の一つのタイプとして注目されていたことである。このようなエコホテルが日本でも定着するといいなという思いで話を聞き、日本に帰って何度もレポートした記憶がある。
今、スーパーホテルの環境報告書を読み、まさに日本でエコホテルが活躍し、しかも88店舗を有するホテルチェーンが、そのような経営をしていることに非常に興味をそそられた。山本梁介会長がおっしゃるように、「エコ泊」や「エコひいき」で環境にやさしいだけでなく、何より宿泊する人にやさしいホテル作りを目指していることに感心した。私が見たヨーロッパのエコホテルの場合は、環境との関係は先程述べたようにかなり配慮していたが、泊まるお客さんに対して、スーパーホテルほど気を遣い、実際の対策を取っていなかったように思う。スーパーホテルの場合には、ぐっすり寝ていただくために、枕、マットレス、パジャマ、照明、室内環境、さらに温泉や朝食についてまで、まさに至れり尽くせりの配慮をしている。それでいて、価格はリーズナブルに抑えていることにも感心した。
もう一つレポートを見て感心したのは、従業員の満足度を高める努力をしていることだ。報告書中の表によれば、支配人、副支配人層までを含む社員の満足度が毎年上昇しているのは、すばらしいことである。従業員が満足し笑顔でいないことには、お客に心のこもったサービスを提供することは難しい。そういう意味でも、環境に対してだけでなく、ホテル本来の目的であるお客様の休息、そして従業員の満足度を高める努力を続けているのは立派といわざるをえない。私としてもぜひ泊まってみたいという思いが募ってきた。
最後に注文を一つだけ付けておこう。このスーパーホテルは、北海道から九州まで88店舗も全国で展開している。この報告書では、個々のホテルが現実にどのような工夫をしているかのレポートは載っていない。本報告書とは別にサイトレポートもあればもっとよいだろう。この88店舗の中で、お客様満足度、従業員満足度、環境への貢献といったものを競い合って一層ユニークなホテルチェーンとなることを期待している。

このたび、当社として初めての環境報告書を発行するに当たって、スーパーホテルらしい取り組みや活動をできるだけ多くの方に読んでいただき、またご理解いただけるよう、平易でわかりやすい表現に努めました。
現在、全店a舗で環境マネジメントシステムISO14001の認証取得を進めているところであり、従業員一人ひとりの環境意識も日に日に高まってきているところです。しかし、ホテルの運営というのは、主役はやはりお客様であり、環境活動においてもお客様にいかに関わっていただけるか、できれば楽しみながら関わっていただけないものかということを常に考えています。加藤先生や大和田先生にいただいたご意見やご提案を取り入れながら、今後もより良い企業市民を目指しさらなる努力を続けてまいります。