泊まって、感じて、Lohasっていいね スーパーホテル

ステークホルダーダイアログ

東白川村とのパートナーシップを礎に取り組み続けている地域創生と環境活動

今年3月、スーパーホテルと岐阜県・東白川村のNPO法人青空見聞塾が協働で行っている「ムラ流社会貢献型人材育成プログラム」が、「第12回日本パートナーシップ大賞」においてグランプリを受賞しました。「持続可能な東白川村をつくる」という共通の目標の下で続けられてきた研修プログラムは、「地域創生」を経営テーマに掲げるスーパーホテルにとってどんな意義があるのか、スーパーホテルは地域創生活動にどう取り組むべきか、関係者一同で議論しました。

出席者
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矢野 歩

スーパーホテルなんば・日本橋

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乾 真也

株式会社スーパーホテル総務部 次長

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今井 久喜さん

東白川製材協同組合理事長

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山本 梁介

株式会社スーパーホテル会長

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早瀬 昇さん

社会福祉法人大阪ボランティア協会常務理事
特定非営利活動法人日本NPOセンター代表理事

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村雲 辰善さん

特定非営利活動法人青空見聞塾理事長

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平田 勇人

株式会社スーパーホテルコンサルタントセンター

実際に体験して初めて分かることがある

山本
スーパーホテルが東白川村の青空見聞塾と連携して続けてきた「ムラ流社会貢献型人材育成プログラム」が、この度「第12回日本パートナーシップ大賞」のグランプリを受賞しました。新卒の社員が、1泊2日の行程で東白川村を訪れ、お茶の火入れ体験や地元木材の伐採現場の見学など行う研修プログラムです。
村雲
早いもので、もう6年目になりますね。スーパーホテルさんとの出会いは、子ども向けの自然体験プログラムを展開していた青空見聞塾が、大人の受け入れも始めようと考え、大和田順子氏のアドバイスを仰いだのがきっかけでした。あの出会いが今日まで続き、グランプリという結果を生んだことは非常に喜ばしいことです。
山本
私もこの結果には大変、満足しています。スーパーホテルでは2001年から「地域創生」と「環境活動」に注力してきました。おかげで、それらに対する社員の意識向上には手応えを感じていましたが、同時に、地域活動や環境活動を実際に体験する必要性も感じていたのです。そのタイミングで村雲さんと出会えたことは運命的でした。
今井
実体験を重視される会長のお考えには私も共感いたします。東白川村の製材協同組合を任されている私としては、多くの方にもっと森や木のことを知ってほしいと常々思っていました。例えば、森は放置しておくと豪雨などの際に山が崩れて川になだれ込み、大災害につながるんですね。そうした「自然の連鎖」なども、本物の森を訪れることで実感を伴って理解できるようになるはずです。
山本
自然は机上の学びとは違った感動体験を与えてくれますからね。昨年の研修プログラムに参加したふたりはどんな感想を持ちましたか。
矢野
私は地方の出身なのですが、それでも東白川村の大自然には圧倒されました。参加前に写真で見た時の感想と、実際足を運んだ時の感動はまったく別物で、自然の前では人間はちっぽけだと感じました。
平田
私は「人と人のつながり」に気づくことができました。森で木を伐採する人、それを加工して販売する人、多くの人がつながり合って「自然を守り、地域を盛り上げよう」とされていました。おかげで店舗に戻ってから、お客様にスーパーホテルと東白川村の関係をお話しする際には、より具体的に、思いを込めて説明できるようになりました。
実際に見て、聞いて、触れてきたからこそ、普段店舗で取り組んでいるエコ活動や地域応援活動へのモチベーションが上がった訳ですね。それこそがこの研修プログラムに期待している効果のひとつです。
平田
他にも、お茶の火入れは思っていた以上に手間がかかったり、スーパーホテルで風呂桶などに使用している東濃ヒノキを1本切り出すのにも、ものすごい労力が必要だったり…。
矢野
普段、何気なく享受しているモノやサービスの背景には、多くの時間や手間が費やされていることに改めて気づかされました。
山本
ふたりとも貴重な気づきを得ましたね。近年では、環境を守る3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動に「リスペクト」が加えられていますが、そうした気づきこそが、人や自然への尊敬・畏敬につながるのだと思います。
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共通の目標の下、深めたパートナーシップ

早瀬
パートナーシップ大賞の選考委員を務めたご縁で、今回参加させていただきました。実は毎年、グランプリを決める際には甲論乙駁でなかなか決まらないんです。でも今年は、皆さんの研修プログラムがダントツの支持を集め、すぐに決まったんです。
山本
それは嬉しい新事実ですね。特にどんな点をご評価いただけたのか、改めて教えていただけますか。
早瀬
一番は、お互いにしっかりと補完し合えている点です。単純な「コラボレーション(ともに働く)」ではなく、強みを活かし合い、弱みを助け合う「パートナーシップ」の関係性が見て取れたんです。
村雲
確かに、私たち青空見聞塾とスーパーホテルさんは、地域創生や環境活動に寄与したいという同じ目標の下、今日まで活動を続けてきました。
違う組織が協働して課題に取り組むことは、今後ますます重要になってくるでしょう。例えば、企業の経済的価値と世の中の社会的価値をともに叶えるCSV(共通価値の創造)を進める際にも、大きなポイントになるはずです。
山本
私は若い世代の意識の変化にも注目しています。我々世代の働くエネルギーといえば、「一番になりたい」とか「出世したい」という思いでしたが、この頃は仕事を通じて「人の役に立ちたい」という思いがエネルギーになりつつあるようです。
早瀬
以前、内閣府が行った調査では約65%の方が「機会があれば社会に役立ちたい」と回答したそうです。その点、スーパーホテルさんは宿泊するだけでお客様も環境活動や地域創生に参加できるので、非常に間口の広い、時代に即した取り組みをされていると思います。
平田
間口が広いといえば、東白川村での研修プログラムは、中途入社の社員やプログラム開始以前に新卒入社した先輩社員にも経験してほしいと感じました。
実は今年から新たに、中途社員の参加も検討しています。確かにこのプログラムの経験者を増やすことは、当社の環境・地域貢献活動の推進力アップに直結しますからね。
山本
私自身、東白川村での体験があったから決断できた別の地域創生活動があるんです。
平田
島根県江津市での開業のことですね。
山本
地域活性化を願う江津市の有志の方々から、人を呼び込むにはまずホテルから、と開業を依頼されたのです。当初は採算が取れるのか心配もありましたが、「地域を盛り上げたい」という地元の方々の熱意と、何よりもこの研修プログラムで改めて感じた地域活性活動の素晴らしさが後押しとなって、新たな挑戦にも思い切って踏み出せたのです。
村雲
私たちの研修プログラムの中身もどんどん新しくバージョンアップさせ、挑戦し続けたいですね。
今後は農業にも注目して、東白川村でつくられたお米や野菜のPRにつながる新しい取り組みを増やしていきたいと考えています。この視点を得られたのも、6年間の連携でお互いを深く知るようになったからだといえます。
山本
経験の蓄積が大きな財産になっていることは間違いありませんね。地域創生に取り組む企業として、今後も使命感を持って続けていきたいと思います。
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刺激や知識をもらい、村民の意識も変化

山本
この研修プログラムを通してスーパーホテルは多くのことを体験し、学ばせてもらっています。東白川村の皆さんにとっては、どんな効果があったと感じられていますか。
村雲
もちろん私たちも、多くの刺激をもらってきました。例えば昨年のシンポジウムのテーマが「木造5階建てのスーパーホテルを東白川村に建設したら経営は成り立つか?」というものでした。
山本
それは非常に興味深いテーマですね。
村雲
社員の皆さんが色々アイデアを出してくださったのですが、どれも斬新で、真剣に一生懸命考えてくださっているのが分かって、涙が出そうになるほど感動しました。
山本
そういったアイデアは主体的に取り組まないと出てきませんから、スーパーホテルが目指す「自律型感動人間」の育成にもつながりますね。
村雲
そして最大の収穫は、「地域づくりは人づくり」だと気づいたことです。私を含め東白川の人間が刺激をもらい、知識を増やし、成長していくことこそが、地域活性化の原動力になるんだと確信しました。
今井
村民の意識も、徐々に変化してきているように感じます。当たり前にそこにあった自然が、実は都会の人々を感動させたり、村の活性化にもつながる価値ある財産なんだと気づき始めていますよ。
早瀬
選考時にも、東白川村の村民の皆さんが非常にエネルギッシュであることが評価ポイントにも挙がっていました。
村雲
6年にわたって、スーパーホテルの社員の皆さんを受け入れてきたことで、たくさんの刺激や気づきをいただき、それが村の活気につながっているんです。
早瀬
外から人を呼び込む際に、受け入れる側の人が元気なことは重要です。なぜなら、良質なおもてなしは自発的な姿勢からしか生まれないからです。スーパーホテルさんが掲げる「自律型感動人間」の目的も、そこにあるのではないでしょうか。
山本
おっしゃる通りです。マニュアル通りに動いていればお客様の「不満」を減らすことはできますが、「感動」には至りません。一人ひとりのお客様に感動をお届けできる接客は、やはり自律思考の中から出てくるのです。
村雲
今後は私たちも組織としてスタッフの接客スキルを上げていきたいと考えていたので、ぜひ、自律思考を大切にしたスーパーホテルさんの接客術を学ばせてください。
山本
逆に皆さんが研修に来られるわけですね。任せてください。キャッチボールのようにパートナー同士でスキルを高め合う、素晴らしい機会をどんどん増やしていきましょう。

ステークホルダーとの関わり

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従業員

●適材採用と適材配置 ●公正な評価 ●多種多様な教育研修 ●労働安全衛生と健康管理 ●従業員満足度の向上

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社外有識者・大学

●共同研究による製品開発や事業改善 ●実証データによる効果の客観的検証 ●社外アドバイザーとの意見交換 ●眠りや健康に関するデータ提供

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地域住民・自治体

●店舗周辺地域の活性化 ●エコキャップ運動の支援 ●災害発生時の避難場所、支援物資提供 ●各種イベント支援

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お取引先

●公正で公平な選定 ●透明性の高い取引 ●良好なパートナーシップ ●法令の遵守と機密保持

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お客様

●快適な睡眠の提供 ●快適な客室環境の提供 ●健康朝食の提供 ●ご意見やご要望への迅速な対応 ●顧客満足度の向上