業界を知る

創造的破壊で生み出したのは
ビジネスホテルの新基準

 福岡県天神にスーパーホテルの1号店がオープンしたのは1996年。当時は「20世紀型」ともいうべきホテルが主流でした。それは高度経済成長から続く、大量生産・大量消費の時代の産物。豪華な外観、非日常の内装、贅を尽くした調度品で、王侯気分を味わえるといったホテルです。当然、価格はそれだけ高くなります。ビジネスホテルの宿泊費も、当時は相場が1万円弱と現在より高く、出張でホテルを利用するサラリーマンの懐を痛めていました。

 創業者である山本梁介は、自身のサラリーマン時代を振り返り「安かろう悪かろうで、ホテルにいい想い出を持つことはなかった。おかげでリピートしたいと思うようなホテルにはまず出会えなかった」と考え、まったく新しい「21世紀型」のホテルを作ろうと決意したのです。そのために掲げたのが

・睡眠にこだわる

・天然温泉にこだわる

・低価格にこだわる

ということ。それは健康と環境に配慮し、「安全・清潔・ぐっすり眠れる」、圧倒的安価なホテル。それまでのホテルの常識を超えるホテル、という思いを込め「スーパーホテル」と名付けたのです。

スーパーホテル第1号店「スーパーホテル博多」

 スーパーホテルは、それまでのホテルが決してしてこなかった、競合から見れば「型破り」な方法を採り入れてきました。それが功を奏し、お客様に受け入れられ、100店舗を超えるチェーンに成長したのです。誕生から20年以上が経ち、当時の「型破り」は、現在の基準へと変わりました。1泊が4980円という価格設定、枕やベッドが選べ、健康と環境に配慮したLohasなホテルという、スーパーホテルのコンセプトやビジネスモデルはいまや多くのホテルが模倣し、追随しています。

 「ビジネスモデルもサービスも真似されるのはしかたない。決して真似できない差別化があれば、成長し続けることができる。それはスーパーホテルの人材。そしてその育成の仕組みである」と山本は考えています。

 スーパーホテルは、今後、自らが築き上げたその高い基準を超える、次のスーパーホテルを目指さねばなりません。私たちはそれを「第二の創業期」と捉えています。蓄積した経験とノウハウを活かし、ホテルの枠を超え、より多くのお客様に喜ばれ、感動されるサービスを創る。

 そこにはたくさんのチャレンジが待っているのです。

スーパーホテルの
これからを創る
その一翼を担うやりがい

 人材育成サポート部では、業務委託の支配人・副支配人の募集から研修までを担います。他社のビジネスホテルはほとんどが直営店ですが、スーパーホテルは真逆。約120店舗のうち直営は10店舗弱しかありません。今後はよりフランチャイズ化を進め、スーパーホテルはコンサルティング会社としても展開していく予定です。私の業務は、その推進。会社の未来を担う責任感と使命感を感じながら働いています。
 私はこれまで2度、社員提案制度で提案が選ばれ、全社の取り組みになった経験があります。誰でも意見や提案ができる風通しのいいこの社風に「ずっと働きたい」と感じ、産前産後休暇制度に育児休暇制度も利用し、仕事を続けています。1児の母として働く中で感じるのは、スーパーホテルでは、女性が活躍しやすい環境が、女性だけでなく男性の声からもどんどん生まれているということ。今後は、母の視点も活かし、様々な提案を発信していきたいと思っています。

人材育成サポート部
FC推進グループ

竹内 理美

2011年入社