03. 未来を担って立つ

 「ほかの店舗もお願いしたい」

 と、スーパーホテルクリーンに清掃を委託しているスポーツジムの担当者が、笑顔で話してくれた。「スタッフの誰もが、ジムに通うお客様に丁寧に、元気に、笑顔でしっかりと挨拶をしてくれる。スーパーホテルクリーンに清掃をお願いしてから、お客様の評判がいいのです」と担当者は言葉を継いだ。

 「接客できる清掃スタッフ」。スーパーホテルの理念に照らし合わせれば、それは至極当然のこと。むしろ、お客様に感謝し、その気持ちを伝えるというのは、人として当然のことともいえる。だがそれは、裏方に徹してきた清掃業の、これまでの常識を覆す行為だった。しかし、スーパーホテルクリーンはそれを差別化とした。清掃業の新たなスタンダードに掲げたのだ。

 「先義後利」は、会長が好んで使う言葉。正しいことをしていれば、利益は後からついてくる。理念にも通じる考え方。まさにそれを、スーパーホテルクリーンは実践している。

 「もっと伝わる方法で、様々な言葉で、理念を浸透させねば」

 スーパーホテルクリーンの要とも言える「理念の浸透」に磨きをかけようと、中根は取り組んでいる。中国、韓国、フィリピン、ベトナム、ネパール、ミャンマー、モンゴル、インドネシア、コロンビア、ロシアと様々な国のスタッフが働いている。この傾向は、2020年のオリンピックに向け、より強くなることだろう。伝わる言葉を選ぶこと。伝え続けること。それは簡単ではない。しかし、そこで成功を収めれば、将来、海外への進出も夢物語ではないだろう。まだスタートしたばかりのスーパーホテルクリーンだが、中根のそんな大きな夢は走り出している。

 そして、中根のスーパーホテルクリーンが好例となり、社内で次々と新たな事業が芽吹こうとしている。種は、蒔かれてきた。20年にわたるスーパーホテル事業で培われた、ノウハウと経験に育まれた種が。スーパーホテルの素晴らしさをサービスに変え、ホテルの枠にとらわれず、様々な業種に提供していこう。そんな動きが活発になっている。

 「第二の創業期」と社内では表現されている。「ホスピタリティ産業」と自分たちの仕事をとらえれば、また新たな可能性が見えてくる。様々な事業が生まれるだろう。

 「そのパイオニアとして、ふさわしい会社に成長させたい」

 自分が立ち上げた事業を大きく成長させるという夢、スーパーホテルの新たな歴史をスタートさせたのだという責任。その二つを新たな使命として、中根のチャレンジは続く。


02. Faith

 

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