経営品質部 主任

 「この価格で、朝食までついているのか!」

 その驚きが強烈に印象に残っていたスーパーホテル。まったく違う業界を中心にまわっていた就職活動中に名前を見かけ、つい興味が湧いてエントリーしました。

 スノーボードに打ち込んでいた学生時代。試合や合宿などの遠征中に、初めてスーパーホテルに出会いました。アスリートにとって睡眠の質は重要。朝食も栄養バランスや素材には気を遣いたい。でも学生なので、ホテルに贅沢できるほどお金に余裕はない。だから宿泊費も低価格で、しっかり眠れ、ちゃんとした朝食までついているスーパーホテルは、本当にありがたかった。出会ったときは「どうしてここまでできるんだ?」と驚きました。もちろん、リピーターになりました。

 選考ではさらなる驚きも。2度目の訪問時には、エレベーターですれ違ったときに名前で呼んでくれた。そんな会社は初めてでした。「人を大切にする企業なのだな」と実感。そして社長・会長との距離も近い。熱が感じられるほど。話の内容もパワフルで情熱的。今後のビジョンにも引き込まれました。「ここなら面白い仕事をしながら成長できる」と、入社を決意したのです。

 入社時より志望していたのはコンサルや経営品質部でした。たまたま経営品質部の人員に空きが出て、異動を聞いたときは嬉しかったですね。しかも担当は朝食でした。

 スーパーホテルには厨房がありません。朝食は、ホテルのある地域の業者に委託しています。日本全国のスーパーホテルの無料朝食のメニュー、その素材の仕入れ先、委託する価格などを、私が業者さんと交渉して決めています。

 ただコストを考えるだけではダメ。最優先は、お客様に喜んでいただくこと。「無料でここまで充実した朝食が!」「この地域はこんな野菜が名産なのか」と驚いていただけ、なおかつおいしく、体に良いことがその必須条件。その条件を満たすため、現地に足を運び、スーパーや地元のレストランなどで聞き込みや調査をします。自分が学生時代に嬉しかった朝食、その時の気持ちを思い出すことはもちろん、新入社員研修で赴任したホテル、現場でのお客様の笑顔を思い出しながらメニューを考えています。特に現場での経験が、とても活きていますね。

 時には料理研究家の方とコラボしたり、JAに協力を要請したり。様々なアイデアを生み出し、どうすればお客様に喜んでいただけるだろうかと考え、形にしています。仕事の質をより良くしようと、米ソムリエである米食味鑑定士の資格も取りました。調理炊飯鑑定士の取得にも挑戦する予定です。

 旅の食事は、リピートに繋がる大きな要素。「朝食がいいから、どこに行ってもスーパーホテルを選ぶ」という声をいただけるよう、試行錯誤を繰り返しています。

 将来の目標は、蓄積した情報とノウハウ、経験を活かして飲食コンサルティングを事業化すること。その目標の実現が日々近づいていることを、自分の成長とともに感じながら、頑張っています。